本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。
介護福祉士になるには?実務経験ルートの条件と実務者研修
結論
介護福祉士国家試験の実務経験ルートは、実務経験3年(1,095日)以上に加え実務者研修の修了が必須です。実務者研修は原則450時間ですが、初任者研修修了者は130時間免除され320時間で修了できます。取得までの流れを解説します。
この記事で分かること
- 実務経験ルートで受験資格を得るための2つの条件
- 実務者研修の時間数と免除のしくみ
- 無資格・未経験から介護福祉士を目指す現実的な流れ
介護福祉士の受験資格「実務経験ルート」とは
介護福祉士国家試験には複数の受験ルートがありますが、現場で働きながら目指す人の多くが使うのが「実務経験ルート」です。このルートで受験資格を得るには、次の2つを両方満たす必要があります。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 実務経験 | 対象施設・事業所で、従業期間が通算3年(1,095日)以上あること |
| 実務者研修 | 実務者研修(または介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修)を修了していること |
公益財団法人社会福祉振興・試験センターの案内によると、この実務者研修の修了要件は平成28年度(第29回試験)から追加されたもので、それ以前は実務経験のみで受験できる仕組みでした。現在は実務経験があるだけでは受験資格を満たせない点に注意してください。
実務経験「3年(1,095日)」の数え方
実務経験の年数は、単に在籍していた期間ではなく、対象となる施設・事業所で実際に介護等の業務に従事した日数で判定されます。そのため、次のような点を自分で確認しておく必要があります。
- 在職期間が3年あっても、介護業務以外の期間(事務専任期間など)が含まれていないか
- 勤務先が「対象施設・事業所」に該当する業種か(訪問介護、通所介護、施設系サービスなど幅広く対象になりますが、職種・勤務形態によって扱いが異なる場合があります)
- パート・アルバイト・派遣など雇用形態を問わず、従業期間として通算できる場合がある
自分の勤務先・勤務形態が対象になるか不明な場合は、勤務先の総務・人事担当者や、試験センターの案内で確認することをおすすめします。
実務者研修の時間数と内容
実務者研修は、介護職員初任者研修の上位に位置する研修で、原則450時間のカリキュラムで構成されています。すでに保有している資格に応じて、一部の時間数が免除される仕組みがあります。
| 保有資格 | 実務者研修で免除される時間数 | 受講が必要な時間数 |
|---|---|---|
| 資格なし | なし | 450時間 |
| 介護職員初任者研修 修了 | 130時間 | 320時間 |
| 旧ホームヘルパー2級 等 | 資格に応じて一部免除 | 資格により異なる |
厚生労働省の資料によると、実務者研修の受講者の多くは通信課程を活用しており、面接授業(スクーリング)は一部にとどまるため、働きながらでも計画的に進めやすい制度とされています。
介護の仕事を始めたばかりで、まず基礎を学びたい段階の人は、先に介護職員初任者研修(130時間)から始めるのが一般的な流れです。初任者研修の費用や無料で取得する方法は「初任者研修の費用相場と無料で取る3つの方法」で解説しています。
無資格・未経験から介護福祉士を目指す流れ
実務経験ルートで介護福祉士を目指す場合、現実的な流れは次のようになります。
- 無資格・未経験で介護施設等に入職する:施設系サービスを中心に、資格がなくても介助業務などに従事できる求人があります
- 介護職員初任者研修を取得する:勤務先や派遣会社の資格取得支援制度を使えば費用負担を抑えられる場合があります
- 実務経験を積みながら実務者研修を受講する:初任者研修修了者は320時間で修了できます。実務経験3年(1,095日)に達するタイミングに合わせて受講を計画すると効率的です
- 介護福祉士国家試験を受験する:実務経験3年以上+実務者研修修了の両方を満たした時点で受験資格を得られます
介護職員初任者研修からのキャリアパスの全体像は「実務者研修とは?初任者研修との違い」でも詳しく解説しています。
資格取得後に変わること
介護福祉士は介護分野で数少ない国家資格であり、取得すると次のような変化が期待できます。
- 資格手当がつく事業所が多く、処遇改善加算の配分でも優遇されやすい
- サービス提供責任者など、一定の資格が要件になる職位に就きやすくなる
- 施設内での配置基準上、有資格者としてカウントされる
資格手当の具体的な金額は事業所によって異なるため、就業中の職場や応募先の求人票で確認することをおすすめします。
まとめと次の一歩
- 実務経験ルートの受験資格は「実務経験3年(1,095日)以上」+「実務者研修の修了」の両方
- 実務者研修は原則450時間。初任者研修修了者は130時間免除され320時間で修了できる
- まず資格なしで入職し、初任者研修→実務経験を積みながら実務者研修、という流れが現実的
実務者研修と初任者研修の違いをさらに詳しく知りたい人は「実務者研修とは?初任者研修との違い」を、まず無料に近い形で資格を取りたい人は「初任者研修の費用相場と無料で取る3つの方法」をご覧ください。
FAQ
よくある質問
- 実務経験3年あれば、実務者研修なしで受験できますか?
- できません。平成28年度(第29回試験)以降、実務経験ルートで受験するには実務経験3年(1,095日)以上に加えて、実務者研修(または介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修)の修了が必須の要件になっています。
- 初任者研修を持っていないと実務者研修は受けられませんか?
- 受けられます。初任者研修などの資格がなくても実務者研修から受講を始めることは可能です。ただしその場合は免除がなく、原則450時間をすべて受講する必要があります。
- 実務経験の年数と実務者研修の受講は、同時期に進めてよいですか?
- 進められます。実務経験を積みながら通信課程中心の実務者研修を受講し、実務経験3年に達するタイミングで研修も修了しているように計画する人が多く見られます。
Next
あなたの状況に合わせて読む
次の一歩を考えるときに
新着記事をRSSで読むことで、学び直しや仕事選びの判断材料を継続して確認できます。RSSリーダーにこのリンクを登録してください。
記事を読んで迷った点や、さらに知りたいテーマは、お問い合わせ窓口へ記事のURLとともにお寄せください。勤務先名や個人を特定できる情報は不要です。
この記事を書いた人
ハタラキナオシ運営者
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。
運営者情報・編集方針を見る