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30代未経験転職の現実とは?データで見る可能性と進め方
結論
30代未経験転職は20代より難易度が上がりますが、実現不可能ではありません。厚生労働省の調査では30代前半の転職入職率は男性10.3%・女性13.2%あり、転職後に賃金が増加した人も全年齢平均より多い傾向です。
この記事で分かること
- 年齢が上がるにつれて転職入職率がどう変わるか(公的データ)
- 30代未経験転職で年収が上がる人・下がる人の傾向
- 未経験転職を進める4つのステップ
データで見る「30代未経験転職」の現実
厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、令和6年1年間の転職入職率(常用労働者数に対する転職による入職者数の割合)は全年齢平均で9.7%でした。年齢階級別に見ると、年齢が上がるにつれて転職入職率は下がる傾向があります。
| 年齢階級 | 転職入職率(男性) | 転職入職率(女性) |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 13.6% | 15.3% |
| 30〜34歳 | 10.3% | 13.2% |
| 35〜39歳 | 7.9% | 10.5% |
| 40〜44歳 | 6.8% | 10.2% |
30代は20代と比べると転職入職率は下がりますが、40代と比べればまだ高い水準です。「30代はもう遅い」と決めつけるほどの差ではなく、20代のうちに比べて動きにくくなる年代、というのが実態に近い表現です。
転職で年収は上がる?下がる?
同調査では、転職入職者について前職の賃金と比較した変動状況も公表されています。全年齢平均では、賃金が「増加」した割合は40.5%、「減少」した割合は29.4%でした。
年齢階級別に見ると、30〜34歳では「増加」46.1%・「減少」24.2%、35〜39歳では「増加」45.5%・「減少」24.3%と、いずれも全年齢平均より賃金が上がった人の割合が高くなっています。一方で55歳以降になると「減少」の割合が「増加」を上回る年代も出てきます。30代のうちに動くことは、年収面でも比較的有利に働きやすいタイミングだと言えます。
なお、これらは全業種を通じた平均的な傾向であり、選ぶ業界・職種によって結果は変わります。特定の職種の年収相場を確認したい場合は、業界別の記事も参考にしてください。
未経験でも人が入りやすい業界の傾向
同調査の産業別データでは、一般労働者の入職率(新しく働き始めた人の割合)は「宿泊業,飲食サービス業」が21.2%、「サービス業(他に分類されないもの)」が19.4%と高くなっています。入職率が高い業界は人の出入りが多く、未経験者にも採用の間口が開かれやすい傾向があります。
これまでにも本メディアでは、未経験から目指しやすい業界として施工管理や介護を取り上げてきました。年収の目安や資格取得のルートは、それぞれ「施工管理は未経験30代で年収いくら?」「介護は未経験でも転職できる?」で詳しく解説しています。
30代未経験転職の進め方(4ステップ)
- 経験の棚卸し:前職での経験を「業界特有のスキル」と「どの仕事でも使える力(マネジメント経験、調整力など)」に分けて整理する
- 業界研究:入職率が高く人手が必要とされている業界を中心に、求人票の「未経験可」の条件(資格必須か、研修制度があるか)を確認する
- 応募先を絞る:20代向けの求人と混ざっている場合があるため、「30代」「実務未経験可」を明記した求人を優先して確認する
- 窓口を併用する:ハローワークと民間の転職エージェントは、それぞれ得意な求人の傾向が異なるため、併用すると選択肢が広がる。違いは「就職エージェントとハローワークの違いと選び方」で解説しています
書類選考では、未経験であることをどう伝えるかも重要です。「未経験の志望動機の書き方」もあわせて確認しておくと準備が進めやすくなります。
まとめと次の一歩
- 30代の転職入職率は20代より低いが、40代よりは高い水準。「30代はもう遅い」とは言い切れない
- 転職後の賃金は30代前半で「増加」46.1%、「減少」24.2%と、全年齢平均より上がりやすい傾向
- 進め方は「棚卸し→業界研究→応募先を絞る→窓口の併用」の4ステップ
具体的な業界の年収目安を知りたい人は「施工管理は未経験30代で年収いくら?」を、資格なしで始めやすい仕事を探している人は「介護は未経験でも転職できる?」をご覧ください。
FAQ
よくある質問
- 30代未経験は本当に厳しいのでしょうか?
- 20代と比べると転職入職率は下がりますが、厚生労働省の令和6年調査でも30〜34歳で男性10.3%・女性13.2%が実際に転職しています。厳しさは業界や求人条件によって差が大きく、一律に「無理」と言えるものではありません。
- 未経験転職で年収は下がりますか?
- 一概には言えません。同調査では30代前半の転職者のうち「増加」が46.1%、「減少」が24.2%となっており、増加した人のほうが多い結果が出ています。ただし業界・職種・前職の給与水準によって結果は変わるため、求人の給与条件を個別に確認することが必要です。
- 未経験可の求人が少ない業界はありますか?
- 専門資格が必須の職種(医療系国家資格など)は未経験からの転職が難しい傾向があります。一方で人手不足が続く業界では、資格取得を支援する制度を設けている求人もあります。気になる資格については学び直しクラスターの記事もあわせてご確認ください。
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この記事を書いた人
ハタラキナオシ運営者
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。
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