本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。
職務経歴書の書き方|未経験・経験が浅い人向けの項目と例文
結論
職務経歴書はアルバイトや職業訓練歴も含めて書ける書類です。厚生労働省の公的ツール「ジョブ・カード」の職務経歴シートの項目に沿い、未経験・経験が浅い人でも埋められる書き方と、避けたい表現をまとめました。
この記事で分かること
- 職務経歴書に書くべき基本項目と、履歴書との役割の違い
- 未経験・経験が浅い場合に埋めやすい書き方の工夫
- 厚生労働省の公的フォーマット「ジョブ・カード」の使い方
職務経歴書と履歴書の役割の違い
履歴書は学歴・職歴・資格などの「事実」を定型フォーマットで伝える書類です。これに対して職務経歴書は、その事実の中身(担当した業務、果たした役割、学んだこと)を自分の言葉で説明する書類で、決まった書式はありません。
未経験の職種・業界に応募する場合、履歴書だけでは「経験なし」という事実しか伝わりません。職務経歴書で「これまでの経験のどの部分が応募先で活かせるか」を補って初めて、選考担当者に意欲と適性が伝わります。空白期間がある場合の書類上の扱いは「履歴書の空白期間はどう書く?」で解説しているので、あわせて確認してください。
基本の構成項目
厚生労働省のジョブ・カード「職務経歴シート(様式2)」では、職歴ごとに次の項目を記入する構成になっています(2026年10月1日にジョブ・カード公式サイトで確認)。
| 項目 | 記入する内容 |
|---|---|
| 期間 | 開始年月〜終了年月 |
| 会社名・所属 | 勤務先・部署名 |
| 職名・雇用形態 | 正社員/派遣社員/契約社員/パート/アルバイト/自営など |
| 職務の内容 | 従事した業務の内容、果たした役割、貢献したこと |
| 職務の中で学んだこと | 得られた知識・技能 |
このシートは「キャリア・プランシート作成時の資料、求職時の応募書類等として活用することができる」と公式に説明されており、雇用形態を問わず記入する前提になっている点が特徴です。つまり、正社員経験がなくても、アルバイトや職業訓練の経験を同じ枠組みで書いてよいということです。
未経験・経験が浅い人が書くときの3つの工夫
- 雇用形態を正直に書き、業務内容で勝負する:「アルバイト」「契約社員」であっても隠す必要はありません。雇用形態より、その中でどんな業務を担当し、何を工夫したかのほうが評価の材料になります
- 「学んだこと」の欄を必ず埋める:経験年数が短い職歴でも、「学んだこと・得られた知識・技能」を書く欄があることで、短期間でも成長の跡を示せます。研修や職業訓練を受けた場合も同じ欄に記入できます
- 応募先の業務に接続できる経験を具体的に書く:「コミュニケーション能力」のような抽象的な表現だけで終わらせず、「クレーム対応で状況を整理し、担当者に引き継ぐまでの手順を決めた」のように、場面と行動をセットで書くと伝わりやすくなります
アルバイト・職業訓練歴の書き方
正社員としての職歴がない、または短い場合、職務経歴シートの職歴欄にはアルバイト・インターン・職業訓練歴も記入できます。書く際は次の3点を明記すると具体性が増します。
- 期間(◯年◯月〜◯年◯月、または◯か月間)
- 業務内容(担当した作業を具体的に。「接客」だけでなく「新規メニューの説明、在庫発注のサポート」などに分解する)
- そこで得た知識・技能(学んだこと欄に記入)
職業訓練を受講した場合は、訓練科目名と期間、習得した内容を同じ形式で書けます。訓練経由での就職を考えている場合は「職業訓練とは?」もあわせて確認しておくと流れがつかみやすくなります。
厚生労働省の公的フォーマット「ジョブ・カード」を使う
自分で職務経歴書の構成に迷う場合は、厚生労働省が無料で提供する「ジョブ・カード」のフォーマットを使うのが確実な方法です。ジョブ・カードはキャリアプランシート・職務経歴シート・職業能力証明シートなどで構成される公的なツールで、公式サイトから様式のダウンロードやオンライン作成ができ、ハローワーク等でのキャリアコンサルティングを無料で受けながら作成することもできます。項目に沿って入力するだけで、未経験者でも抜け漏れのない構成の職務経歴書を作成できます。
自己PR・志望動機を書くときの注意点
職務経歴シートの枠を埋めたら、自己PR・志望動機は職務経歴書の冒頭か末尾に別枠で添えるのが一般的です。このとき、実務経験がないことを否定的に書く必要はありません。「未経験ですが」で終わらせず、「これまでの◯◯の経験を、御社の◯◯の業務でどう活かしたいか」まで書くと前向きな印象になります。業界別の志望動機の構成は「未経験の志望動機の書き方」で詳しく解説しています。
まとめと次の一歩
- 職務経歴書は経験の長さを伝える書類ではなく、期間・役割・学んだことを具体的に説明する書類
- アルバイト・職業訓練歴も、正社員の職歴と同じ構成で書いてよい
- 構成に迷う場合は厚生労働省の公的フォーマット「ジョブ・カード」を使うと抜け漏れを防げる
空白期間がある場合の書き方は「履歴書の空白期間はどう書く?」を、志望動機の構成テンプレートは「未経験の志望動機の書き方」をご覧ください。
FAQ
よくある質問
- アルバイトしか経験がない場合、職務経歴書は書けますか?
- 書けます。ジョブ・カードの職務経歴シートは雇用形態を問わず記入する前提の項目構成になっているため、アルバイトの期間・業務内容・学んだことを正社員の職歴と同じ形式で書いて問題ありません。
- 職務経歴書に決まった書式はありますか?
- 民間の応募書類としての職務経歴書に法的な決まった書式はありません。構成に迷う場合は、厚生労働省が無料で提供するジョブ・カードの職務経歴シート(様式2)の項目に沿って作成すると、抜け漏れのない構成にしやすくなります。
- 職務経歴書と履歴書は両方必要ですか?
- 応募先の指示に従うのが基本です。新卒・パート・アルバイトの応募では履歴書のみで足りる場合もありますが、職種によっては経験や適性をより詳しく伝えるために職務経歴書の提出を求められることがあります。募集要項の記載を確認してください。
Next
あなたの状況に合わせて読む
次の一歩を考えるときに
新着記事をRSSで読むことで、学び直しや仕事選びの判断材料を継続して確認できます。RSSリーダーにこのリンクを登録してください。
記事を読んで迷った点や、さらに知りたいテーマは、お問い合わせ窓口へ記事のURLとともにお寄せください。勤務先名や個人を特定できる情報は不要です。
この記事を書いた人
ハタラキナオシ運営者
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。
運営者情報・編集方針を見る