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転職回数が多いと面接で不利?伝え方と例文
結論
転職回数の多さだけで一律に不利になるわけではありません。採用担当者向け調査では、回数そのものより理由の一貫性や前向きさが重視される傾向が示されています。面接での答え方の型と例文、業界による違いを解説します。
この記事で分かること
- 転職回数が選考にどう影響するか、調査データで見る実態
- 面接で聞かれたときの答え方の型と例文
- 回数の多さへの不安との向き合い方
こんな相談、よくあります
※以下は、SNSや相談サイトなどでよく見られる悩みのパターンをもとに、個人が特定されないよう再構成した架空の例です。実在の投稿を引用したものではありません。
- 20代・転職3回目を検討中:「まだ3回目なのに、また短期で辞めたら『忍耐力がない人』と思われそうで、応募をためらっています。」
- 30代・転職回数4回:「面接で転職回数を聞かれるたびに、どう説明すればポジティブに聞こえるか分からず、しどろもどろになってしまいます。」
- 未経験職種への転職希望:「前職までの転職回数の多さを引け目に感じて、自分から応募する業界を狭めてしまっています。」
共通しているのは、「回数そのもの」よりも「どう説明すればいいか分からない不安」です。次の章で、実際の調査データと答え方の型を確認していきましょう。
転職回数は選考にどこまで影響するか
転職サイト「doda」が企業の採用担当者103人(2018年12月実施)に行った調査では、転職希望者の年代別に「転職回数が何回になると選考に影響するか」を聞いています。
| 年代 | 選考に影響しないと回答した割合 | 影響すると答えた回数で最も多かった回答 |
|---|---|---|
| 20代 | 18.4% | 3回目から(28.2%) |
| 30代 | 20.4%(最多) | 3回目から(19.4%) |
| 40代 | 24.3%(最多) | 3回目から(19.4%) |
年代が上がるほど「影響しない」と答えた担当者の割合が高くなっている点が特徴です。年齢を重ねるほど経験の幅として受け止められやすくなる傾向がうかがえます。
別の調査(リクルートエージェント公開のガイド)では、採用担当者の約37%は転職回数を気にしないと回答した一方、気にする担当者のうち23.9%は「3回」から懸念を感じ始めると答えています。懸念の理由としては「辞め癖がついていないか」「忍耐力への不安」が挙げられています。
二つの調査に共通しているのは、「何回まではOK」という絶対的な基準はなく、年代・業界・企業文化によって受け止め方が異なるということです。
業界・企業文化による違い
人材の流動性が高い業界では、転職回数そのものが問題視されにくい傾向があります。
| 傾向 | 具体例 |
|---|---|
| 転職回数を問われにくい | IT・コンサルティング・外資系企業など、人材の流動性が高くキャリアの多様性を評価する文化のある業界 |
| 複数経験がむしろ評価されやすい | ベンチャー企業・中小企業など、複数の環境で身につけたスキルの幅を求める企業 |
| 比較的慎重に見られやすい | 終身雇用的な雇用慣行が根強い伝統的な大企業など |
応募先の業界や企業規模によって受け止め方に差があることを踏まえ、回数を理由に自己判断で応募先を狭めすぎないことが大切です。
面接で聞かれたときの答え方の型
転職回数を聞かれたときは、次の順番で簡潔に答えると、前向きな印象につながりやすくなります。
- 事実:転職の回数と、おおまかな在籍期間を簡潔に伝える
- 理由:それぞれの転職の主な理由を一言で(前職への不満の羅列は避ける)
- 学び・一貫性:転職を通じて何を積み重ねてきたかを一文で
- 今後:今回の応募先でその経験をどう活かしたいか
例文:「これまで3回の転職を経験しており、いずれもスキルを広げたいという前向きな理由によるものです。経理・総務・人事と異なる領域を経験したことで、バックオフィス全体を俯瞰して動ける点が強みだと考えています。御社では、この経験を活かして〇〇の業務に貢献したいです。」
前職への不満をそのまま話したり、転職理由を複数並べ立てたりすると、一貫性がない印象につながりやすい点には注意してください。退職理由の伝え方全般の考え方は「面接での退職理由の答え方」でも詳しく解説しています。
まとめと次の一歩
- 転職回数の多さだけで一律に不利になるわけではなく、年代・業界・企業文化によって受け止め方が異なる
- 面接では「事実→理由→学び・一貫性→今後」の順で簡潔に伝えるのが基本
- 回数を気にして応募先を自己判断で狭めすぎず、まずは実態データを踏まえて準備を進める
退職理由の答え方全般は「面接での退職理由の答え方」を、空白期間がある場合の書き方は「履歴書の空白期間はどう書く?」をご覧ください。
FAQ
よくある質問
- 転職回数は何回までなら大丈夫ですか?
- 絶対的な基準はありません。doda社の調査では、年代ごとに「転職回数は選考に影響しない」と答えた採用担当者が18%〜24%程度存在しており、回数だけで一律に判断されるわけではないことがうかがえます。
- 面接で転職回数を聞かれたら、正直に答えるべきですか?
- 回数を偽ったり、職歴を省略したりするのは避けてください。経歴を偽ると、後から食い違いが発覚した場合により大きな不信につながります。事実を正確に伝えた上で、理由と学びを添えて話すのが基本です。
- 転職回数が多いと、応募できる業界は狭まりますか?
- 業界によって受け止め方に差はありますが、人材の流動性が高い業界では回数そのものが問題視されにくい傾向があります。回数を理由に自己判断で応募先を狭めすぎず、まずは募集要項や求める人物像を確認することをおすすめします。
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この記事を書いた人
ハタラキナオシ運営者
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。
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