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社会人の勉強時間の作り方|忙しくても続けられる工夫【2026年版】
結論
時間ができたら勉強するという考え方では学習は始まりにくいと調査でも示されています。通勤や昼休みなどのすき間時間を固定の習慣にするほうが現実的です。忙しい社会人でも続けられる勉強時間の作り方と工夫を解説します。
この記事で分かること
- 「時間ができたら」では学習が始まりにくい理由
- すき間時間を勉強時間に変える具体的な工夫
- 資格学習と両立させる場合の計画の立て方
なぜ「時間ができたら」では始まらないのか
リクルートワークス研究所が実施した全国就業実態パネル調査2018によると、社会人で自己学習を行った人の割合は33.1%にとどまります。学習を行わなかった理由(複数回答)としては「あてはまるものはない」が51.2%と最も多く、「今後、転職や独立を予定していないから」が17.2%、「忙しいから」は15.0%でした。
同調査では、労働時間が減っても自己学習を始める人が増えるわけではなく、労働時間の増減と自己学習を始めることの間に明らかな関係性は見られなかったとも報告されています。つまり「忙しさ」だけが学習を妨げているわけではなく、学習を始めるきっかけや習慣づくりのほうが影響していると考えられます。この結果は、時間ができるのを待つより、今ある時間の使い方を変えるほうが現実的であることを示しています。
勉強時間を「探す」のではなく「固定する」
まとまった時間を新たに作ろうとすると、忙しい日には後回しにされがちです。すき間時間をあらかじめ「この時間はこれをする」と決めておくと、迷わず取りかかれるようになります。
| 時間帯 | 目安の長さ | 向いている学習内容 |
|---|---|---|
| 通勤・移動中 | 15〜30分 | 音声教材、暗記アプリ、講義動画(倍速視聴) |
| 昼休み | 15〜20分 | 問題演習、暗記カードの確認 |
| 出勤前の朝の時間 | 20〜40分 | 計算問題や記述問題などまとまった思考が必要な学習 |
| 就寝前 | 15〜30分 | その日学んだ内容の復習、暗記の確認 |
すべての時間帯を使う必要はありません。自分の生活リズムの中で無理なく続けられそうな時間帯を1〜2つ選び、そこから始めるのが続けやすい進め方です。
忙しい人ほど「小さく始める」
いきなり「1日1時間」のような目標を立てると、忙しい日にできなかった時点で挫折しやすくなります。最初は「1日15分」「今日は5分だけ」のように、ハードルを下げて始めるほうが習慣として定着しやすくなります。
習慣化のコツは、量よりも「その日ゼロにしない」ことを優先することです。残業で疲れている日は問題演習を1問解くだけ、暗記カードを5枚見るだけでもよいので、学習をゼロにしない日を積み重ねていく考え方が続けやすさにつながります。
資格取得を目指す場合の計画の立て方
資格試験を目標にする場合は、試験日から逆算してスケジュールを立てます。
- 試験日を確認し、そこから逆算して「インプット期間」「問題演習期間」「直前の総復習期間」を区切る
- 週単位でおおまかな学習範囲の目安を決める(1日単位で細かく決めすぎると崩れたときに続かなくなりやすい)
- 苦手になりやすい単元は早めに一度触れておく
たとえば簿記2級では、工業簿記や連結会計など独学で挫折しやすい単元が知られています。こうした単元を後回しにせず学習計画の早い段階で触れておく考え方は、「簿記2級は独学で無理?」で詳しく解説しています。
費用面の負担を減らす制度
学習には教材費や講座費用がかかることがあります。厚生労働大臣が指定する講座を受講して修了した場合、教育訓練給付制度の対象になり、受講費用の一部(区分に応じて20%〜最大80%)が支給される場合があります。在職中でも利用できる制度のため、講座選びの段階で対象講座かどうかを確認しておくと、費用面の負担を見通しやすくなります。制度の詳しい条件は「教育訓練給付金とは?」で解説しています。
継続のコツ3つ
- 学習記録をつける:カレンダーやアプリに学習した日を記録し、続いている日数を可視化する
- 完璧を目指さない:1日空いても「また今日から」と再開すればよく、空いた日を責めすぎないようにする
- 学習内容を人に話す・発信する:学んだことを誰かに説明したり、簡単なメモとして書き出したりすると、記憶の定着を助ける効果が期待できる
まとめと次の一歩
- 「時間ができたら」ではなく、すき間時間を固定の習慣にするほうが学習は続きやすい
- 通勤・昼休み・朝・寝る前など15〜30分単位で無理なく当てはめる
- 資格学習は試験日から逆算して計画を立て、費用負担は教育訓練給付金も検討する
具体的な資格学習の進め方は「簿記2級は独学で無理?」を、費用面の制度を詳しく知りたい人は「教育訓練給付金とは?」をご覧ください。
FAQ
よくある質問
- 忙しくて全然時間が取れません。それでも続けられますか?
- 15分程度の細切れ時間からでも積み重ねれば学習は進みます。まずは1日5〜15分から、固定の時間帯を決めて始めることをおすすめします。
- 残業が多い日はどうすればいいですか?
- その日は無理をせず、復習だけにする、問題を1問だけ解くなど内容を減らして「ゼロにしない」ことを優先すると、習慣が途切れにくくなります。
- 資格の勉強と仕事、どちらを優先すべきですか?
- 基本的には仕事を優先しつつ、すき間時間に学習を組み込む考え方が現実的です。学習のために欠勤したり、業務に支障が出るような進め方は避けましょう。
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この記事を書いた人
ハタラキナオシ運営者
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。
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