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資格勉強中は履歴書に書ける?「学習中」の正しい書き方と例文

執筆:ハタラキナオシ運営者 更新日:

結論

資格は取得済みでなくても、学習中や受験予定であることを正確に書けば履歴書に記載できます。書いてはいけないのは未取得の資格を取得済みと書くことだけです。状況別の書き方と例文、資格名の正式表記を解説します。

この記事で分かること

  • 資格が「学習中」の状態を履歴書に書くときの原則
  • 状況別(学習中・結果待ち・再挑戦中)の書き方と例文
  • 資格名の正しい書き方と、面接での伝え方

大原則:「取得済み」と「学習中」を混同しない

履歴書の「免許・資格」欄は、本来は取得済みの資格を書く欄です。ここに合格していない資格を取得済みとして書くと、事実と異なる経歴を申告したことになり、内定取り消しや入社後のトラブルにつながるおそれがあります。在籍期間の水増しと同様、資格の有無についても事実と異なる記載は避けてください。

一方で、「学習中である」という事実は、取得済みの資格とは別の情報として正確に書くぶんには問題ありません。むしろ、資格取得に向けて計画的に行動している姿勢は評価材料になり得ます。ポイントは「取得済み」と「学習中」を欄の中で明確に書き分けることです。

書く場所は「資格・免許」欄か「自己PR・備考」欄か

書く場所によって伝わり方が変わります。

書く場所向いているケース
履歴書「免許・資格」欄受験日が決まっている、または合格発表待ちの場合。取得済みの資格と区別できる形で1行追加する
職務経歴書の自己PR・備考欄学習を始めたばかりで受験日が未定の場合。学習の目的や今後の見通しとあわせて書ける

受験日が決まっていない段階では、資格・免許欄に単独で書くより、自己PR欄で「学習に取り組んでいる理由」とセットで伝えるほうが唐突になりません。

状況別の書き方と例文

① 学習中で、受験日が決まっている場合

履歴書「免許・資格」欄:「日商簿記検定試験2級 学習中(20XX年X月受験予定)」

面接での伝え方:「経理の仕事に将来的に関わりたいと考え、日商簿記2級の取得に向けて学習しています。○月の試験を受ける予定です。」

② 受験済みで、結果待ちの場合

履歴書「免許・資格」欄:「日商簿記検定試験2級 20XX年X月受験(結果待ち)」

合格発表前は「取得」と書かず、受験した事実と結果待ちであることを書きます。合格が判明したら「20XX年X月 日商簿記検定試験2級 取得」に書き換えます。

③ 一度不合格で、再挑戦中の場合

無理に不合格の事実を隠す必要はありません。職務経歴書の自己PR欄などに「20XX年X月に日商簿記検定試験2級を受験し、再挑戦のため学習を継続中」のように書けば、継続して取り組んでいる姿勢として伝わります。回数そのものより、今も学習を続けているかどうかが見られています。

資格名は正式名称で書く

資格名は省略せず正式名称で書くのが基本です。たとえば「簿記2級」ではなく「日商簿記検定試験2級」、「英検2級」ではなく「実用英語技能検定2級」のように書きます。学習中の資格についても同様で、正式名称に「学習中」「受験予定」を添えて書くと、読み手にとって分かりやすくなります。年号は西暦・和暦のどちらでもかまいませんが、履歴書全体で表記をそろえてください。

厚生労働省は、公正な採用選考の観点から「履歴書様式例」を公開しており、性別欄の任意記載化など様式面の見直しを行っています。資格欄そのものの記載ルールを定めたものではありませんが、応募書類の基本フォーマットとして参考にできます。

学習中であることを面接でどう話すか

書類に書いた学習中の資格は、面接で理由を聞かれる前提で準備しておくと安心です。「なぜその資格を選んだか」「今どのくらい進んでいるか」「取得後どう仕事に活かしたいか」の3点を、事実ベースで簡潔に話せるようにしておきましょう。学習内容と志望する仕事のつながりを一言添えると、資格取得が目的化していない印象を与えられます。経理職を目指して簿記を学ぶ場合の職種とのつなげ方は、「簿記2級は転職に有利?」で詳しく解説しています。

費用面の制度も確認しておく

学習には教材費や受講料がかかることがあります。厚生労働大臣が指定する講座を受講して修了した場合、教育訓練給付制度の対象になり、受講費用の一部(区分に応じて20%〜最大80%)が支給される場合があります。対象講座かどうかは事前に検索システムで確認できるため、講座選びの段階で調べておくと費用の見通しを立てやすくなります。詳しい条件は「教育訓練給付金とは?」で解説しています。

まとめと次の一歩

  • 「取得済み」と偽らず、「学習中」「受験予定」を正確に書けば履歴書に記載できる
  • 受験日が決まっていれば資格・免許欄に、未定なら自己PR欄で理由とあわせて書く
  • 資格名は正式名称で書き、面接では学習理由・進捗・活かし方の3点を準備しておく

空白期間そのものの書き方は「履歴書の空白期間はどう書く?」を、資格取得後の転職での活かし方は「簿記2級は転職に有利?」をご覧ください。

FAQ

よくある質問

資格の勉強を始めたばかりで、受験日も決まっていません。それでも書けますか?
書けます。受験日が未定の段階では、資格・免許欄に単独で書くより、職務経歴書の自己PR欄で学習を始めた理由とあわせて書くほうが自然に伝わります。
TOEICなどのスコア型の試験も「学習中」と書けますか?
書けます。スコアが出ている場合は取得済みのスコアを、学習中の場合は「学習中(次回受験予定)」のように、取得済みと学習中を分けて記載してください。
学習中の資格を書くと、逆に「まだ持っていない人」という印象になりませんか?
資格そのものより、学習を継続している姿勢が見られる場面が多いです。取得予定の時期や学習を始めた理由をあわせて書くと、計画的に行動している印象につながりやすくなります。

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この記事を書いた人

ハタラキナオシ運営者

人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。

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