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TOEICは何点から転職で評価される?スコア別の目安と企業の活用例【2026年版】

執筆:ハタラキナオシ運営者 更新日:

結論

TOEICは合否のない10〜990点のスコア試験で、何点から評価されるかの全企業共通の基準はありません。730点前後を目安とする企業の例が紹介される一方、事務職などでは600点前後からでも評価対象になる求人があります。

この記事で分かること

  • TOEICのスコアの仕組みと、スコア帯ごとにできることの目安
  • 転職で目安として紹介される点数と、企業の活用例
  • スコアの履歴書への書き方と、学習を進める際の注意点

こんな相談、よくあります

※以下は、SNSや相談サイトなどでよく見られる悩みのパターンをもとに、個人が特定されないよう再構成した架空の例です。実在の投稿を引用したものではありません。

  • 20代・事務職を目指す人:「TOEICを履歴書に書きたいのですが、何点あれば評価されるのか分からず迷っています。」
  • 30代・海外部門への異動を考える人:「転職先で海外業務に関わりたいのですが、どのくらいのスコアを目指せばいいのか判断できません。」
  • 既卒・学習を始めたばかりの人:「今のスコアでは低すぎて書類に書く意味がないのではと不安です。」

共通しているのは、「自分のスコアや目標スコアが、転職市場でどう評価されるのか」が分からないという点です。次の章から、スコアの仕組みと目安を具体的に確認していきましょう。

TOEICのスコアはどう決まるか

TOEIC L&R(Listening & Reading)は、合格・不合格の判定がない試験です。国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトによると、結果は「トータル10〜990点の『スコア』として表示」されます。

項目内容
構成リスニング(約45分・100問)+リーディング(75分・100問)
リスニングのスコア5〜495点
リーディングのスコア5〜495点
トータルスコア10〜990点(リスニング+リーディング)

点数に合否はなく、何度でも再受験してスコアを更新できる試験です。

スコア帯別の目安(IIBC公式の評価表から)

IIBC公式サイトの「スコア別評価」には、リスニング・リーディングそれぞれのスコア帯ごとに、一般的に見られる長所と弱点がまとめられています。代表的な区切りを整理すると次のようになります。

技能スコア帯の例一般的な傾向
リスニング375〜495点言い換えや否定構文を含む内容でも、主旨や詳細を理解できる傾向
リスニング275〜370点語彙が易しい、情報が繰り返されるなど条件がそろえば主旨を理解できる傾向
リーディング425〜495点幅広い語彙・複雑な文法を理解し、文章全体の情報を関連付けられる傾向
リーディング325〜420点中級レベルの語彙・文法を理解し、限られた範囲で情報を関連付けられる傾向

この評価表はスコア帯ごとの傾向を示したものであり、個人の実際の英語力を保証するものではありません。あくまで学習の目安として参考にしてください。

転職で目安として紹介される点数

IIBCが2019年に実施した調査について、TOEIC対策サイト「STUDYING」の記事では、新卒採用でTOEIC L&Rスコアを「参考にしている」または「参考にすることがある」と回答した企業が対象企業の約半数にのぼったと紹介されています(2026年10月15日確認)。

同記事では、企業の活用例として次のような目安が紹介されています。

  • 採用時の例:ゆうちょ銀行の総合職で「目安TOEIC730点程度」、第一三共で「730相当以上が望ましい」とする記載が紹介されている
  • 昇進・昇格の例:約4割の企業が昇進要件や参考情報としてTOEICスコアを使っているとされ、課長級以上700点、部長級以上720点という例が紹介されている
  • 海外赴任の例:海外部門の社員に期待される平均スコアは690点というデータがあり、双日株式会社では海外赴任の要件を650点から730点に引き上げたと紹介されている

これらはいずれも個別企業の制度や調査時点の数値を紹介したものであり、すべての企業・職種に当てはまる基準ではありません。実際に応募する企業の募集要項や、面接での説明を必ず確認してください。

業界・職種によって差がある

TOEICのスコアが重視される度合いは、英語を使う機会の多さによって変わります。

  • 海外との取引・商談が多い商社・メーカーの海外部門などでは、730点前後を目安として紹介される例が比較的多い
  • 事務職や、英語を使う頻度が高くない職種では、応募条件に具体的なスコアを設けない求人も多く、履歴書に記載できることそのものが評価材料になる場合がある
  • 海外赴任や管理職登用など、特定のポジションでは個別に高めのスコアが求められる場合がある

応募先の募集要項に具体的なスコアの記載がない場合は、学習中であることも含めて正直に伝える方が、面接での印象を損ねにくくなります。

履歴書・職務経歴書への書き方

資格欄には、取得したスコアと受験した年月を具体的に書きます。

例:「20XX年X月 TOEIC L&R 730点」

まだ目標スコアに届いていない場合でも、学習中であることを書く方法があります。書き方の原則と例文は「資格勉強中は履歴書に書ける?」で詳しく解説しています。

学習を進める際の注意点

TOEICのスコアアップには、独学・通信講座のどちらでも対応可能です。どちらを選ぶかは、学習の進め方に質問や添削といったサポートが必要かどうかで判断するとよいでしょう。通信講座を検討する場合に確認すべき点は「通信講座の選び方で失敗しないために」にまとめています。

まとめと次の一歩

  • TOEIC L&Rは合否のない試験で、スコアは10〜990点。何点から評価されるかは企業・職種ごとに異なる
  • 730点前後が一つの目安として紹介される例が多いが、事務職などでは600点前後からでも評価対象になる求人もある
  • 低いスコアでも学習中であることを含めて履歴書に記載でき、学習方法は独学・通信講座のどちらも選択肢になる

資格を学習中の段階での履歴書の書き方は「資格勉強中は履歴書に書ける?」を、通信講座を検討する場合は「通信講座の選び方で失敗しないために」をご覧ください。

FAQ

よくある質問

低いスコアでも履歴書に書く意味はありますか?
あります。TOEICに合否はなく、取得したスコアをそのまま記載できます。応募先が求める水準に届いていない場合でも、現在の学習状況を併記することで学習意欲を伝える材料にできます。
独学と通信講座、どちらを選ぶべきですか?
学習の進め方に質問対応や添削が必要かどうかで判断します。目標と手順が明確で答え合わせも自分でできる場合は独学、学ぶ順序から相談したい場合は講座の比較を検討するとよいでしょう。詳しくは「[通信講座の選び方で失敗しないために](77_tsushin-koza-erabikata.md)」をご覧ください。
スコアが上がれば転職で有利になりますか?
スコアが高いこと自体が採用を保証するものではありません。応募先の業務で実際に英語を使う場面があるかどうかや、実務経験と合わせて評価されるのが実態です。目指す職種でどの程度のスコアが目安とされているかを調べたうえで、学習の目標を立てることをおすすめします。

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この記事を書いた人

ハタラキナオシ運営者

人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。

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