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事務職は未経験から転職できる?難しいと言われる理由と対策
結論
事務職は未経験でも応募できる求人が多い一方、応募が集中しやすく実務経験者と比較される場面もあります。マイナビ転職の集計では未経験OK求人が約9割。パソコンスキルと具体的な志望動機の準備が書類選考突破のカギです。
この記事で分かること
- 事務職の仕事内容の種類と、未経験求人の実態
- 未経験からの転職が「難しい」と言われる理由
- 書類選考・面接で評価されるポイントと準備の進め方
こんな相談、よくあります
※以下は、SNSや相談サイトなどでよく見られる悩みのパターンをもとに、個人が特定されないよう再構成した架空の例です。実在の投稿を引用したものではありません。
- 20代後半・営業職から事務職への転職を考える女性:「未経験歓迎の事務求人に応募しても、書類選考で落ちることが続いている」
- 30代・販売職からのキャリアチェンジを検討する男性:「事務職は人気があると聞くが、何をアピールすれば採用されるのか分からない」
- 20代前半・初めての転職活動をする男性:「パソコンは基本操作しかできないが、事務職に応募してもいいのか不安」
共通しているのは、「事務職は未経験でも目指せるのか」「何を準備すれば書類選考を通過できるのか」が分からないという悩みです。仕事の種類と評価されるポイントを整理すれば、準備の優先順位がはっきりします。
事務職にはいくつかの種類がある
「事務職」とひとくくりにされがちですが、担当する業務によって仕事内容は大きく異なります。
| 種類 | 主な仕事内容 |
|---|---|
| 一般事務 | 書類作成・ファイリング、電話・メール対応、備品管理など社内の幅広い事務業務 |
| 営業事務 | 営業部門のサポート。見積書・受発注書の作成、顧客対応の補助など |
| 経理事務 | 伝票処理、請求書発行、入出金管理など。簿記の知識が評価されやすい |
| 人事・労務事務 | 採用関連書類の管理、勤怠管理、社会保険手続きの補助など |
| 総務事務 | 備品・設備管理、社内規程の整備、各部署への事務サポートなど |
未経験から挑戦しやすいのは、専門知識を前提としない一般事務や営業事務です。経理事務や人事・労務事務は、簿記や社会保険についての基礎知識があると応募の選択肢が広がります。
未経験でも応募できる求人は多い
転職サイト大手のマイナビ転職が公開している情報によると、同社に掲載されている事務職の求人のうち、未経験OKの募集は約9割を占めています(2023年8月時点、2026年10月9日確認)。業種によって差はあるものの、事務職全体としては未経験からの応募を受け付けている求人が主流であることがうかがえます。
一方で同じ情報では、「即戦力となれる実務経験者がいれば、優先して採用されてしまうこともある」とも説明されています。「応募できる求人が多いこと」と「選考を通過しやすいこと」は別の問題だと理解しておく必要があります。
なぜ「難しい」と言われるのか
事務職の転職が難しいと言われる背景には、主に次の2つの事情があります。
- 応募者が集中しやすい:残業が少ない、体力的な負担が小さいといったイメージから、他の職種に比べて応募が集中しやすい傾向があります。結果として、1つの求人に対する競争率が上がりやすくなります
- 実務経験者と比較されやすい:経理・人事など専門性が関わる事務では、同じ未経験者同士よりも、他業種からの実務経験者と比較される場面があります
こうした事情から、「未経験可」の求人であっても、何も準備せずに応募すると書類選考で苦戦しやすくなります。重要なのは、未経験であることを前提に、どこで差をつけるかです。
書類選考・面接で評価されるポイント
評価されやすいポイントは大きく3つです。
- パソコンの基本操作:Word・Excelの基本操作ができることは前提として見られます。ショートカットキーの使用や、関数(SUM・VLOOKUPなど)の基礎知識があると加点になりやすい項目です
- 正確さ・几帳面さが伝わる経験:これまでの職務経験の中で、ミスなく作業を進めた経験や、スケジュール管理・書類整理を担当した経験は、職種を問わず事務職との親和性としてアピールできます
- 志望動機の具体性:「落ち着いて働きたいから」だけでなく、「どの種類の事務(経理・営業事務など)で、どんな強みを活かしたいか」まで踏み込んで話せると説得力が増します
簿記の知識は経理事務で特に評価されやすい項目です。学習の進め方は「簿記2級は転職に有利?効く職種と効かない職種」で解説しています。
準備の進め方
- 応募する事務の種類を決める:一般事務・営業事務・経理事務など、どの分野を目指すかで準備する内容が変わります
- パソコンスキルを整理する:資格を持っていない場合でも、職務経歴書に「Excelで関数を使った集計業務を担当」のように具体的な実績を書けるかを確認します
- 職務経歴書・志望動機を事務職向けに書き直す:これまでの経験の中から、正確さ・調整力・サポート業務の経験を抜き出して書類に反映します
職務経歴書の具体的な書き方は「職務経歴書の書き方|未経験・経験浅い人向け」で詳しく解説しています。
まとめと次の一歩
- 事務職には一般事務・営業事務・経理事務などの種類があり、未経験でも挑戦しやすいのは一般事務・営業事務
- 未経験OKの求人自体は多いが、応募が集中しやすく実務経験者と比較される場面もある
- パソコンの基本操作・正確さが伝わる経験・具体的な志望動機の3点を整理して準備する
未経験からの転職活動全体の進め方は「既卒・フリーターは正社員になれる?20代の現実」を、書類の整え方は「職務経歴書の書き方|未経験・経験浅い人向け」をご覧ください。
FAQ
よくある質問
- 事務の未経験転職にはパソコン資格が必須ですか?
- 必須ではありません。ただし、Word・Excelの操作を客観的に証明できる資格(MOSなど)があると、書類選考で「基本操作ができる」ことを伝えやすくなります。資格の活かし方は「[MOS資格は転職に役立つ?評価される場面](25_mos-shikaku-tenshoku.md)」で解説しています。
- 経理事務は簿記の資格がないと応募できませんか?
- 資格がなくても応募できる求人はありますが、未経験者の中では簿記の知識があるほうが選考で有利になりやすい傾向があります。経理職を目指す場合は、簿記3級からの学習を検討するとよいでしょう。
- 事務職は正社員採用が少ないのですか?
- 契約社員・派遣社員としての募集も多い職種ですが、正社員求人も存在します。雇用形態にこだわりがある場合は、求人情報の雇用形態欄を必ず確認したうえで応募先を絞り込んでください。
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この記事を書いた人
ハタラキナオシ運営者
人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。
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