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コールセンターは正社員で未経験から働ける?仕事内容と求人の見方【2026年版】

執筆:ハタラキナオシ運営者 更新日:

結論

コールセンターは研修前提で未経験からの正社員採用が多い職種です。業務はインバウンドとアウトバウンドに分かれ、2026年10月からはカスタマーハラスメント対策が事業主に義務化されました。仕事内容と求人票の見方を解説します。

この記事で分かること

  • インバウンド・アウトバウンドの違いと、未経験者が任されやすい業務
  • 2026年10月に義務化されたカスタマーハラスメント対策で変わること
  • 求人票でチェックすべき固定残業代・インセンティブなどの条件

こんな相談、よくあります

※以下は、SNSや相談サイトなどでよく見られる悩みのパターンをもとに、個人が特定されないよう再構成した架空の例です。実在の投稿を引用したものではありません。

  • 20代・接客経験しかない人:「コールセンターの正社員求人を見つけましたが、未経験でも本当に採用されるのか不安です。」
  • 30代・クレーム対応が怖い人:「電話でのクレーム対応が大変だと聞き、続けられるか心配で応募をためらっています。」
  • 既卒・ブランクがある人:「研修だけでちゃんと仕事ができるようになるのか、イメージが湧きません。」

共通しているのは、「未経験でもやっていけるのか」「クレーム対応の負担がどの程度なのか」が分からないという不安です。次の章から、仕事内容と制度面の変化を具体的に確認していきましょう。

コールセンターの仕事内容(インバウンド・アウトバウンド)

コールセンターの業務は、電話を受ける業務と、こちらから電話をかける業務の2系統に大きく分かれます。

区分主な内容未経験者の関わり方の例
インバウンド(受信)商品の受注、予約受付、問い合わせ対応、お客様相談窓口などマニュアルに沿った定型対応から始め、慣れるに従い対応範囲を広げる求人が多い
アウトバウンド(発信)案内・勧誘、アンケート調査、料金の案内や確認連絡などトークスクリプト(台本)に沿って架電するスタイルが中心

同じ「コールセンター」でも、受ける業務中心か、かける業務中心かで1日の進め方が大きく異なります。求人票の「受電メイン」「架電あり」といった記載を確認し、自分がイメージする働き方と合っているかを見極めることが大切です。

未経験でも正社員を目指しやすい理由

コールセンターの多くの求人は、応募時点での業界経験や資格を前提にしていません。入社後にビジネスマナーや応対の基本、取り扱う商品・サービスの知識を研修で学ぶ前提で採用されるのが一般的です。はじめは先輩が隣でフォローする期間(OJT)を設け、段階的に一人で対応できる範囲を広げていく育成の仕組みを取る会社もあります。

未経験から正社員を目指すうえでは、電話対応そのものより「落ち着いて話を聞き、要点を記録する」姿勢が評価されやすい傾向があります。応募前に、研修期間の長さや一人立ちまでの流れを求人票や面接で確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。

2026年10月義務化:カスタマーハラスメント対策で変わること

コールセンター業務は顧客と直接やり取りする機会が多く、クレーム対応の負担が不安材料になりやすい職種です。2026年10月1日からは、改正労働施策総合推進法にもとづき、事業主に対してカスタマーハラスメント(カスハラ)防止の雇用管理上の措置が法律で義務付けられています。

厚生労働省の案内によると、カスタマーハラスメントとは「顧客等の言動」「社会通念上許容される範囲を超えたもの」「労働者の就業環境が害されるもの」の3要素をすべて満たすものを指し、電話やSNS等を通じて行われるものも含まれます。事業主が講じるべき措置には、次のようなものがあります。

講ずべき措置の区分内容の例
方針の明確化・周知毅然とした態度で対応し労働者を保護する旨の方針を明確化し、対処の内容(管理監督者への相談、警察への通報など)を周知する
相談体制の整備相談窓口をあらかじめ定め、担当者が適切に対応できるようにする
事後対応事実関係を迅速・正確に確認し、被害者への配慮と再発防止の措置を行う
悪質なケースへの対処特に悪質なカスタマーハラスメントへの対処方針をあらかじめ定め、対応できる体制を整備する

未経験でコールセンターへの応募を検討する場合、「相談窓口の有無」「悪質なクレームが来た際にどう対応する決まりになっているか」を面接で質問することは、不自然なことではありません。むしろ法律上の義務化を踏まえた、妥当な確認事項といえます。

求人票でチェックすべき3項目

  1. 固定残業代の内訳:固定残業代を採用する求人には、固定残業代を除く基本給の額、計算の基礎となる時間数と金額、超過分は別途支払う旨を明示する義務があります。コールセンターは研修期間やシフト調整で残業が発生することもあるため、総額だけでなく内訳を確認してください。詳しくは「固定残業代の求人の見方」で解説しています
  2. インセンティブ・歩合給の位置づけ:アウトバウンド業務を中心とする求人では、基本給に加えて成果に応じたインセンティブを設ける会社もあります。固定給部分と変動部分の比率を確認し、固定給だけで生活設計が成り立つかを見ておくと安心です
  3. シフトと夜間対応の有無:営業時間が長いコールセンターでは、交替制シフトや土日祝の出勤が発生することがあります。希望する勤務時間帯が求人の条件と合っているかを事前に確認してください

まとめと次の一歩

  • コールセンターの業務はインバウンド(受信)とアウトバウンド(発信)に大きく分かれ、未経験者は定型的な受信対応から始めることが多い
  • 2026年10月1日からカスタマーハラスメント対策が事業主に義務化され、相談体制の確認が求人選びの新しい観点になる
  • 求人票では固定残業代の内訳・インセンティブの位置づけ・シフトの条件を確認する

未経験から書類で自分の強みを伝える方法は「職務経歴書の書き方|未経験・経験浅い人向け」を、未経験転職の全体像は「既卒・フリーターは正社員になれる?」をご覧ください。

FAQ

よくある質問

コールセンターの正社員は未経験でも本当になれますか?
研修体制を前提に、学歴・業界経験を問わず採用する求人が多くあります。ただし会社ごとに研修期間や一人立ちまでの流れが異なるため、求人票や面接で具体的な育成の仕組みを確認することをおすすめします。
クレーム対応が怖いのですが、どう対応されているのですか?
2026年10月1日から、事業主にはカスタマーハラスメントへの防止措置が法律で義務付けられています。相談窓口の整備や、悪質なケースへの組織的な対応方針の整備が求められているため、応募先にどのような体制があるかを面接で確認してみてください。
インバウンドとアウトバウンドはどちらが未経験向きですか?
一概にどちらが向いているとは言えませんが、インバウンドはマニュアルに沿った受信対応が中心のため、未経験者がまず任される業務として求人に多く見られます。アウトバウンドはトークスクリプトに沿った架電が中心で、成果に応じたインセンティブを設ける求人もあります。求人票の業務内容を確認し、自分に合う形を選んでください。

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この記事を書いた人

ハタラキナオシ運営者

人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして8年勤務。20代未経験層、介護・保育、建設・物流業界の転職支援を担当。退職・就職・学び直しの実務情報を、公的機関の一次情報にもとづき解説しています。

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